Villege Be Bop Quintet ライブ・レコーディング レコーディングレポート8/29 2002 |
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今流れている曲は レコーディング曲 conviction です。 ![]() |
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3月頃だったと思うが、モンキーさん(小林陽一)から電話があり「ビンセントのグループと東北ツアーをするんだけど河内さんちのスタジオでLive
Recording してくれない?」との電話、 私は昔からビンセントのファンで機会があれば一度自分でも録音してみたいと思っていたので迷わずOKしてしまった。 お客さんがいるライブレコーディングは昔スタジオを作る前はずいぶんやったのだけど、プライベート録音と違い失敗は許されない。 しかもビンセントのグループだし・・結構プレッシャーを感じてしまった。 ライブレコーディングはお客さんがいるので、やる方も一気に演奏するし、こっちも「ちょっとまった!」なんてこともできないし、「今のもう一回やって」なんてのもできない。 5人のバンドなのでけっこうの数のマイクも立てるのでトラブルのないように、しっかりチェックしなければいけない。
録音の2日くらい前からマイクをセッティングして、チェックをすることにした。でもマイスタジオなので、どっかのライブハウスでその日にセッティングして録音ていうのから考えたら夢みたいな話だ。 万全の体制で8月29日をむかえた。 当日1時頃に小林陽一がメンバーを連れてスタジオにやってきた。 録音する側から言えばPAはない方がやりやすいけど、Liveを聴きに来たお客さんにはいいバランスで(でもできるだけ電気の拡声はない方がいい)聴いていただきたいのでPAも用意した。 サウンドチェックでとりあえずPA無しでやってみたらけっこうバランスよくきこえたのですべて生でやることにした。 7時より演奏が始まると Vincent Herringのあの湯水のごとく出てくるフレ−ズ、スピード感に圧倒された。
ギターの William Ash は短音のソロもほとんど親指だけで弾くWes派の正統派ギタリスト。私はピックを使わないジャズギタリストは宮之上さん以外で初めて見た、こういう奏法のギターは宮之上さんでなれてるのでやりやすかった。
ピアノのTard Hammer はとってもテクニカルでバリーハリス派のピアニスト
ベースのBilly Johnson はドラムのMark Johnsonのお兄さんでスピードのあるすばらしいベースだ、音も大きいし録音しやすかった。(Live録音の場合たいていドラムの横で弾くので小さく弾かれると生の音で録音しにくくなるのです)
ドラムのモンキーさんこと小林陽一は秋田の誇る和製ブレイキーで私の好きなドラマーだ。
演奏が始まると音に集中していてあっという間に終わった感じがした。
ゆっくり聴けなかった演奏も終わってプレイバックを聴くとすばらしい演奏に,またまた感激してしまった。 前回の北村さん&世良さんのレコーディングや今回のレコーディングで, こんな世界的なミュージシャンが大潟村の河内スタヂオで録音して自分でもすごいスタジオを作ってしまったと思ってしまった。 |
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